新卒書類審査は、総合力で通過する。

目次

就活のオンライン講座を開きました。

  3月や4月はまず書類審査の通過が気がかりです。そこで、オンライン講座を開きました。

3名の方がご参加くださり、ESシートの通過ポイントをレクチャーしました。

これからでも遅くないですので、ぜひ参考にしてくださいませ。

春季オンライン就活講座

◆何が通過ポイントか。

 人は就職活動を一生のうちに何度するのでしょうか。両手で足りないほど、転職を繰り返す人はそれほど多くありません。

新卒の皆さんは、いきなり個人事業主から始める人は少なく、どこかの企業や会社に所属します。

働くにあたっての職場探しには、第一関門として書類審査があります。これが曲者です。何が通過ポイントになっているか?

これがわかっているのと、わかっていないのでは、その後の人生が大きく変わります。

5つの秘訣で書類通過

1 学歴は関係ないと言ったら嘘になる。しかし、学歴に変わるものがあれば、気にすることはない。

2 資格数を増やしTOEICは高得点をとる(これが高学歴の代わりとなってくれる)。

3 質問に対する質の高い回答。つまり適性を上げる。

4 印象の良い写真を用意する。

5 伝わりやすい文章のレイアウト。センスを磨く。

1.学歴は関係ないと言ったら噓になる。

 学歴があるとはどういうことだろうか。その線引きはとても難しいものです。

例えば、自分では高学歴だと思っていても、相手が必ずしもそう思うかはわかりません。

現代では、社会人において学歴より実力が勝る世界です。

それでは、関係ないかというとそうでもない。

学生の本分である勉強においては、しっかりと成果を上げてきた一つと見なされ、

有名大学卒業も書類通過の要素となるのも確かです。

 しかし、あるアンケートでは、「新人で部下にしたくない〇〇大学卒って?」

の答えは、やはり「東京大学卒」でした。

さだかた

知力としては魅力的なものの、先輩としては、複雑な気持ちでしょうね。
なぜ複雑かって?
それを想像できないとしたら、あなたも書類は通っても
面接は難しいかもしれませんね。


話を戻しますが、高学歴だからといって必ずしも内定がとれる保証はありません。

適性を伸ばすことが重要です。


2.資格数を増やしTOEICは高得点をとる

 学歴にあまり自信がなくても資格やTOEICなどに力を入れることによって

学歴をカバーしてくれます。

 例えば、資格ですが、業界に関連のあるものでレベル2級以上をとり、

取得数を増やすことです。名の通った資格は、2級でも難しいものが沢山

あります。秘書検定などは、勉強せずして2級取得はあり得ないでしょう。

ましてや「準」がついても1級クラスになると、印象がとても

よくなります。英検もその例です。比較的歴史が浅い資格

(サービス接遇検定 英語対応能力検定)などは、勉強しやすいと思います。

また、ビジネス能力検定(B検)ジョブパスなども、社会人に必要な仕事能力を

評価できる検定で2級ならば、しっかり勉強した場合は合格できるものだと

言えます。

 TOEICは日本においては、必須であり、逃げることはできません。逆に、

TOEICが高得点ならば学歴に自信がなくとも、能力ある応募者として

印象づけられます。現に、私が所属している専門学校生

でも800点台900点台をとる学生がいます。反対に、大学生でも500点未満

もいます。どちらが書類通過できるかは、ここで述べなくてもわかることでしょう。

TOEICのスペックを上げると、それは高学歴と同じぐらいの威力を発揮します。

現在新卒の就職活動中でも遅くはありません。学びに限度はありませんので、

TOEICに関しては、高得点を目指すべきです。社会人になってからも役に立ちます。

コロナ禍での一般試験は、受検資格を得るのに抽選という現実ですが、

諦めずに何度もトライしましょう。

3.質問に対する質の高い回答。つまり適性を上げる。

 

 質の高い回答とは、どのようなものでしょうか。

「質が高い」という言葉は誤解を受けやすいのですが、エントリーシートに関しては

その文章だけを読んでもあなたという人柄や価値観が容易に想像できる内容

これが、質の高い回答です。

 採用人事は、あなたのエントリーシートを見ながら、どのように働き

どのような態度或いは言葉でお客様に接してくれるかを想像します。

それが、想像できない回答であれば、通過しません。

 いくら正論であっても、「あなたらしさ」を伝えるものでなければ、

わざわざあって話をするまでもないでしょう。なぜなら、正論は既に

分かり切っていることだからです。社会人としての将来性や面白みが

無かったら、会う価値はないのです。

 例えば、あなたが社長なら、以下のどの人物を採用しますか。

①簡単なことを敢えて難しく言う人

②難しいことをそのまま難しいく言う人

③難しいことを簡単に言う人

さだかた

皆さんは何番をチョイスしましたか。

多分③と答えた方が多いでしょう。
どれが正解とは言えません。
しかし、一緒に働く仲間として、
自分が雇う立場ならどう思うか、
どうするかを想像して文章を組み立てる
のです。

出来ればPREP法を使うとよりわかり易いと思います。
(このPREP法に関しては、次回の投稿で詳しく説明いたします。)

4.印象の良い写真を用意する

 0次印象という言葉をご存じですか。

0次印象とは、簡単に言うと、対面する前に相手に対して思うイメージや印象を

指します。

つまり、就職活動の0次印象とは、まさしくエントリーシートそのものであります。

もっと言うと、その要素は、書いている内容であり、学歴であり、資格であり、

そして、写真なのです。

「百聞は一見に如かず」といいますが、写真がその役目を果たしてくれます。

よって、少なくとも自分で満足した出来栄えの写真を使ってください。

通常は証明写真ですが、スナップ写真も添付する場合もあります。

学生ですと、あまりお金を使えないこともあり、妥協することも多々あるかも

しれませんが、結局妥協をしたものは、それだけの値しかないのです。

 なぜなら、妥協せずにきちんとした写真を送ってくる応募者がいるからです。

エントリーシートは他の応募者と比較されます。比較されても大丈夫だと、

自信をもって提出できて初めて書類通過が出来るのです。

何度も取り直すくらいの気持ちで、ベストショットを撮ってもらいましょう。

できれば、きちんとカメラマンに撮ってもらうことをお勧めします。

5.伝わりやすい文章のレイアウト。センスを磨く。

 エントリーシートは、Webで提出することが主流となってきました。

字数制限があり、埋めるだけで精一杯の人が多いのを過去の先輩から

ずーっと見て参りました。

どうしても、字数制限が気になり、レイアウトまで気が回らないかもしれません。

しかし、「相手に見やすく!」

と思うこのちょっとの気遣いが大きな違いとなっていきます。

例えば、皆さんが見ているインターネット上の記事や投稿も同じようにPCに

打ち込まれたものです。その中で、読みやすいもの、興味を引くもの、

読みたくないものなど、分かれるはずです。つまり、きちんと工夫されているのです。


エントリーシートには様々な制限があるため、全てアメブロやワードプレスで

出来るようなことが、可能ではありません。できる範囲でできるだけのことを

してみましょう。

さだかた

①見出しや小見出しなどで、目を引く
②「」など括弧、①②③などのnumbering、◆□などの記号
③箇条書きなど、メリハリをつける。

  社会人になると、通常業務で見かけるものは、ビジネス文書です。

よって、それを見慣れていることもあるので、ながーい作文のように、

ただ打ち込んでいるメリハリのない文章は、読む気持ちを削ぐと言っても

過言ではありません。文章の読みやすさにこだわりをもって、

打ち込んでみましょう。

 手書きの場合は、We以上に自由が利きます。文字の太さを変える、絵を挿入する

などのこともできるでしょう。パッと見た目センスが光るエントリーシート

まずは、会ってみたいと思うこと間違いなしです。

通過は総合力で何とかする!

 春になると、コーヒーショップなどで、一生懸命にPCとみらめっこして

エントリーを打っている人を見かけます。ぜひ通過して欲しいな。。。と

いつも願っています。

 これまでにご紹介したように、書類審査とは、一つだけ抜きん出ていても

通過しません。反対に、どれか一つ自信のないものがあっても、

諦めずに、他のものの総合で取り組むと、最終的に通過は可能なのです。

だからこそ、学歴のように今更変更できないものにこだわるよりも、

それを補う今できることに向かって、内定を狙うのです。

皆さんのご検討をお祈りしています。



お知らせ(このサービスは2021年で終了しました)
La vie きらりでは3月限定ESシート対策キャンペーンを行っています。
◆90分×3回レッスン 10000円