大学・短期大学航空業界対策講座2026年卒での取り組み
北海道からたくさんのCAを出したいと決意し、はや10年ほど経ちました。
母校である北海道武蔵女子大学・女子短期大学の航空業界対策講座も8年目に入りました。
現在は1年を通して10回分を私が受け持っています。
また、エアラインの専門学校も9年目の講師として、就職対策等エアラインに特化した
講座を行っています。
目次
北海道の就活性マインド
北海道の学生は本州の学生に比べると、競争にやや疎いところがあります。
そうではない人は、大学に入る時点で本州に行ってしまいます。
(これはあくまでも私の主観です。)
道民性とでも言うのでしょうか。。。
広い土地、他県と隣接していないことなどから、競争心は湧きません。
陸地は広く、どこまで行っても北海道、他県にたどり着くには、海を越える
しかありません。「北海道という名の小さな国かな・・・」と思うことがあります。
他県を気にすることもなく、屯田兵による開拓者の土地なので
どの人も受け入れるマインドがあります。ここはどさん子の良いところ
だと言えます。
しかし、このような性質のため、就職活動においては、
「そもそも競争してまで頑張らなくても。。。」と
思う人が多いのも現状です。
そんな道民を鼓舞して、いざエアラインのCAやGSになってもらうには、
講師も就職課の職員もそれなりの覚悟がいります。
どさん子のエアラインに対する取り組み
エアラインに受かるためには、3つの大きなポイントを
乗り越えていく必要があります。
しかし、講座を始めるに当たって、いきなり講師がダッシュをすると
学生の皆さんは次の講座から来なくなることがあります。
それはなぜか?
大学の航空講座の門を叩く学生の9割以上は、エアラインも一つの選択肢と考えています。本当に入りたいと思っているのは1割程度なのです。もし本当に入りたかったら「エアライン専門学校」に入っていることが昨今では多く、あとはCA合格率の高い本州の大学を狙います。よってそれ以外の道内学生は、「上手く入れたらいいなー」ぐらいの気持ちで講座を受け始めます(あくまでも北海道の場合です)。
どのような内容で教えるのか?
基本と内定に向かっていく目標設定は北海道であろうと、
本州であろうと、どこも変わらないと思います。
しかし、大学や短大では背中を押しすぎるとネガティブな方向に行って
しまうことから(「そこまでしてエアラインを選ばなくてもいい」と
受講しない)、少しずつ内定に引きつけるような、
レジリエンス的なアプローチで徐々に実力をあげていきます。
学生のやる気を手繰り寄せるというのが正確な言い方かもしれません。
エアラインに入りたくて入学したエアラインの専門学校とは、
全く違う反応をしますので、講師や就職課の職員も違う対応をしています。
ましてや、有名大学の〇〇ゼミのように2桁の大手企業のCAが出る
覚悟を決めて入ってきた学生たちとも全く違うタイプです。
そもそも、「他県の人といずれ競い合う」という事実は知っていますが、
想像はあまり出来ない状態です。
しかし、根は真面目で純粋なのがどさん子です。
意欲に火がつくと愚直に頑張ります。
冬の寒さに耐えるDNAを受け継いでいるので、黙々と耐えることはできます。
ただ、自走は苦手なので、伴走する人がいないとなかなか動かないのです。
それはもはや今の時代、どさん子だけではないかもしれませんね。
基本的なシラバス
あくまでも、一つの案です。
私が手がける大学のエアライン対策講座のシラバスです。
1on 1相談を講座と共に
Z世代が何かをするときには、見本手本など、伴走してあげることが大切です。
もちろん、大学では就職課があり、キャリアコンサルタントやサポーターが
常駐しています。
しかし、使うか使わないかは学生次第。
また、就職課の職員やキャリアコンサルタントがエアライン業界に
明るいか、そうでないかもさまざま大学の事情によります。
比較的に、CAを多く輩出している大学は、就職課に一人は
エアライン業界のエキスパートがいて、ゼミもエアライン就職を
対象にしたゼミが存在します。
よって、初めて知るエアライン業界で、頑張ろうとする場合は
その道のプロが相談に乗ってあげたり、悩みについて話を聞いて
あげることによって、徐々に動けるようになってきます。
自分の人生なのに、そこまで手取り足取り必要か?
と思われる人もいると思います。
しかし、これはそのように教育を受けて、それで生きていているのが今の学生ですから、
初っ端から、「主体的に!目的を持って!」と言われても「ポカーン」と
しています。
それが悪いとか良いとかではなく、自分で考え、問題解決ができるように
育てる腕前を講師側が持ち、彼らが成長できるように講座を進めていくこと
が必要です。
講師の腕の見せ所であり、醍醐味でもあります。
講座の合間に1on 1のコーチング(一部ティーチングも必要)を合わせて
行うことで、効果が出てきます。講座内では聞きたくても聞けないことが、
オンラインで、自分だけの考えを(評価されることなく)何でも話ができると
自ずと考えが出てきたり、アイディアが広がったりします。話さないと
思われがちなZ世代ですが、「ネバならぬ」のタガが外れると、思った以上に
お話をされます。もちろん講師のコーチング力は必要です。
私もビジネスコーチ養成講座で腕を磨き、日々様々な練習会やスーパーバイザー
をつけて自らも勉強しています。
そうすることで、学生に良い問いを投げかけることができ、
彼らの話したくなる気持ちを刺激することができます。
2025年卒のエアライン就活成果
2025年卒の新卒エアライン就活の成果
(短期大学・専門学校・個人レッスン)
・JAL CA 2名
・ANA CA 1名
・スカイマークCA 5名
・AIRDO CA 4名
・GS 42名
この10年余り、東京から故郷北海道へ活動の場を移し、
北海道からたくさんのCAを出したいと思って活動してきました。
昨今はエアラインを目指すにあたり、
GSはまず内定して当たり前になってきています。
その分「大学の売り」もGS合格だけでは、売れない状況かと
思います。やはりCA合格も加えて「合わせ技的な成果」で
新入生を獲得する必要はあるでしょう。
CAになるには、学歴は関係ありません。
英語の基礎力(TOEIC600点以上)、WEBテストで一定以上の
点数を取り教養度を高めること、適性を磨けば内定はとれます。
生産性✖︎投下時間=成果
時間をかけてしっかりと伴走してくれる人
アドバイスをしてもらえる講師講座を受講し、
時間を掛けることを惜しまずに。自分の目標に
向かって進んで頂けることを願って講座を行っています。